1999年10月26日から2004年10月12日まで続けたマーケティング的コラムをブログとして復活させました。
大昔に会社の部門報に書いた文章も少々。
1.ブログ始めました
ということで、ついにこのコラムを、ブログにも展開し始めました。
「新マーケ的コラ風呂」です。
このコラムを始めた時は、普通にサイトにアップするだけでした。
時はまだ20世紀(!)、1999年のことでした。
その後、21世紀になって、2001年の7月、メルマガを始めて、もう3年経っていました。
あんまり感慨というものもないのですが、随分やっていたんですなぁ…。
ホームページに掲載しても、特に広告を打つわけでもなかったので、カウントがニョキニョキ伸びるなんてこともありませんでした。
「どういう人が読んでくれているのかな~」と日々思っていました。
だから、更新頻度も滞ったりしてね。
モチベーションが上がらないんですよ、なかなか。
それだけ読者の声って、ありがたいものなんです。
でも、メルマガを発行することにして、これが結果的に「更新する習慣」をつけてくれました。
やっぱり習慣づけるって大切なことですね。
それに、広く告知する手段を得たので、ゆっくりですが読者数も増えてきた。
それがついにブログですからね。
今度は、私の文章にコメントしていただいたり、トラックバックしたりとなるわけです。
どうなるんでしょうか?
ブログは、グローバルメディアオンラインの「ヤプログ」を借りています。
メルマガは、「まぐまぐ」を使わせていただいているので、「まぐクリック」を通じてお仲間ということなのでしょうか。
とはいえ、メルマガだと、文字数制限も概ね問題ありませんでしたが、ヤプログだと2000文字まで。
というか、これ「半角で2000文字」のようだから、実質1000文字。
「追記」を含めても、3000文字が最大。
だから、適当なところで区切って、分割して掲載することになります。
かなり読みにくいかも知れませんが、ご了承下さいませ。<(_ _)>
ヤプログでも、有料版で「文字数制限なし」を、いずれサービスする予定とのこと。
これが始まったら、すぐに移行する予定ですので、それまでお待ち下さいませ。
本サイトやメルマガとの棲み分けをどうすべきか、まだ悩んでいます。
ヤプログから、いつ「ハイ、さようなら~」と言われるか分からないので、自分のサイトに「保管」しておく必要はありましょう。
ヤプログのFAQにも、その旨書いてありますから。
では、メルマガはいずれ廃止となるのか?
うーん、廃止にはしにくいですね。
これはこれで、「読者に直接送りつけられる」という効果は、きちんとありますから。
わざわざサイトを見に行くというのは、結構億劫なんですよね。
回線速度の問題は、昔よりも改善されていますが、それでもモバイル環境で読むとなると、サイト訪問はかなり面倒くさい。
でも、回線速度の問題とは、またちょっと違う、「根本的な面倒くささ」もあります。
たったワンクリックで、サイトは開けるんですけどね。
だから、メルマガ、つまりDM的コラムの意味は大きいんです。
当面は、本サイト、メルマガ、そしてブログと、同じ内容のものを3カ所に掲載していこうと考えております。
そして、自分の負担と、反響などを走りながら考えていこうと思っております。
そもそもブログであれば、週1回の更新よりも、毎日更新の方がいいわけですからね。
そうすると、「東京ユビキタス放浪記」ともかぶってくる。
じゃあ、放浪記とコラムの棲み分けはどうなんだということも問題になってくるんです。
はぁ…。
さて、1年後にはどうなっていることやら…。(^-^;)
---
2.バカ日本地図
本当は、ライブドアのことでも書こうかと思ったんですけど、せっかくのブログの初回に何だしねぇ。
彼も、「ボクは人生で一度も失敗したことない」とか言っちゃったみたいだしねぇ。
そんな面白みのない人間のネタは、もうやめにして、こんな本の話。
「バカ日本地図」(一刀・著、技術評論社刊)という本です。
表紙を見ていただければ分かるとおり、日本人(のバカ?)が、アタマの中で、日本列島をどんなイメージで捉えているかということをまとめた本。
実はこの本もブログから生まれたようです。
時代はブログですなぁ…。
本の中味は、ブログを使い、バカが勝手に思っている日本列島のイメージを作成していく。
一例としては、「北関東はすべてさいたま県」とか、「北海道の下の方にはムツゴロウ王国がある」とか、まあそんな感じ。
本の後半になると、ちょっとウケ狙いがすぎて、面白みも薄れるけど、前半の日本地図は、面白いです。
で、この本の何がマーケ的かというと、「究極の知覚品質」ということです。
要は、「ユーザーがどういうイメージでその商品を捉えているか」ということ。
「知覚品質」は、アーカーが提唱するブランドを構成する要素の一つ、「Percieved Quality」です。
要するに、メーカーが考えている品質では、ユーザーや消費者に知覚された品質ということ。
この「バカ日本地図」って、この「知覚品質」の究極の姿かなぁ~なんて思いました。
私自身は、地理に詳しい方なので、こういう「バカ地図」は全く想像できません。
それどころか、夜の街で、「エー、鹿児島って四国にあるんじゃなかったっけ?」と真顔でのたまう女を見かける度に、「日本も終わりじゃ~」と思っておりました。<(_ _)>
でも冷静に考えると、こういうのって意外とある。
自分の中では、「山手線の上半分は未開の地」なんですよ。
イメージとしては、ススキがぼうぼうに生えている草原のイメージ。
そのススキが荒川まで続いている。
で、その先は埼玉県。
そんな感じ。
皆さんも、「未開の地」に対するイメージで、意外とこういうのってありませんか?
まあ日本人は、太古から、自分達の知りえない世界、いやちょっとしか知らない世界に対して、「エゾ」とか「クマソ」と称して、蔑んでいたわけですから、この「バカ日本地図」は、人間が何千年経っても、たいして進化などしていないという証明でもありましょう。
事実、この「バカ日本地図」にも、「これは大出版社からの刊行はムリだろうな…」という表現が、そこかしこにあります。
ホント進化してませんね。
自分がまさに住んでいる日本列島に対しても、この程度の認識なのだから、メーカーなどが勝手に作る商品に対しても、同じような適当なイメージを描いているということです。
だから、それをもっと認識して、商品を作らないといけませんね、イメージを正しく伝えるために広告を打たなければなりませんね、ということです。
---
3.赤影ラーメン
「バカ日本地図」を買った時に、書店から「これ、今ついてますんで」と言われて渡されたのがコチラ。
何とまあ「仮面の忍者赤影」のラーメンです。
「赤影」は、私が小学生くらいの頃、大ヒットした実写の忍者ドラマ。
赤影、青影、白影の三人が、悪者を倒していって、最後に赤影が昇進して、「金影」になるんですよね。
怪獣みたいのも出てきたりして、子供ながらに、かなり楽しめる番組でした。
再放送も必ず見ましたしね。
ウルトラマンや仮面ライダーの正統派ヒーロー物とはちょっと違う、「キャプテンウルトラ」と同じ空気感を持った子供番組でした。
(シュピーゲル号も好きだったなぁ…)
その「赤影」が、なぜ今さらラーメンか…と。
割と最近、リバイバルで作られたんでしたっけねぇ。
もう忘れてしまいました。
もっとも、ホンモノを知っている世代にとって、リバイバル作品はたいてい失敗作にしか思えませんし。
これを渡された書店、実は以前「お茶漬けの素」を渡された書店です。
おー、ちょうどメルマガで配信を始めた頃の号です。
でも、文頭がちょっと変…。(--;)
コピペの失敗という気がする…。
まあ、それはいいとして、これは「たちばな出版」という会社のプレミアムなのですが、実はラーメン自体は、何を隠そう「日清食品」が作っています。
ちゃんとしてますよね。
これが無名のローカルメーカーだったら、ちょっと怖くて食べられない。
でも日清だったら、まさか変なモノは作らないし、作るはずがない。
これが企業ブランドというものです。
「たちばな出版」が「日清食品」という大ブランドを借りて、プロモーションをしているわけですな。
しかしこの「たちばな出版」の遊び心、ここまできちゃってます。
いいですねぇ、「立場ない人にたちばな出版」。
「立場」だけの語呂合わせ。
でも、サイトを見ると、赤影ラーメン以外は結構マジメな本ばかり出している。
これじゃいかんのですよ。
赤影ラーメンから知覚した「たちばな出版の品質」は、ちょっとおちゃらけた本を出す出版社のはず。
でも、出している本は「大学入試英語問題の研究2005」「新編吉田松陰」…。
これじゃ全然「立場ない人向け」ではないです。
「図解恋の守護霊ノート」じゃ、あまりおちゃらけていませんものねぇ。
せっかく面白いプレミアム品を作っても、それが企業の実態にそぐわないものであれば、売上にあまりプラスにならないという典型例だと思います。
頑張れ「たちばな出版」!
そして、もっと遊んじゃえ!
ということで、ついにこのコラムを、ブログにも展開し始めました。
「新マーケ的コラ風呂」です。
このコラムを始めた時は、普通にサイトにアップするだけでした。
時はまだ20世紀(!)、1999年のことでした。
その後、21世紀になって、2001年の7月、メルマガを始めて、もう3年経っていました。
あんまり感慨というものもないのですが、随分やっていたんですなぁ…。
ホームページに掲載しても、特に広告を打つわけでもなかったので、カウントがニョキニョキ伸びるなんてこともありませんでした。
「どういう人が読んでくれているのかな~」と日々思っていました。
だから、更新頻度も滞ったりしてね。
モチベーションが上がらないんですよ、なかなか。
それだけ読者の声って、ありがたいものなんです。
でも、メルマガを発行することにして、これが結果的に「更新する習慣」をつけてくれました。
やっぱり習慣づけるって大切なことですね。
それに、広く告知する手段を得たので、ゆっくりですが読者数も増えてきた。
それがついにブログですからね。
今度は、私の文章にコメントしていただいたり、トラックバックしたりとなるわけです。
どうなるんでしょうか?
ブログは、グローバルメディアオンラインの「ヤプログ」を借りています。
メルマガは、「まぐまぐ」を使わせていただいているので、「まぐクリック」を通じてお仲間ということなのでしょうか。
とはいえ、メルマガだと、文字数制限も概ね問題ありませんでしたが、ヤプログだと2000文字まで。
というか、これ「半角で2000文字」のようだから、実質1000文字。
「追記」を含めても、3000文字が最大。
だから、適当なところで区切って、分割して掲載することになります。
かなり読みにくいかも知れませんが、ご了承下さいませ。<(_ _)>
ヤプログでも、有料版で「文字数制限なし」を、いずれサービスする予定とのこと。
これが始まったら、すぐに移行する予定ですので、それまでお待ち下さいませ。
本サイトやメルマガとの棲み分けをどうすべきか、まだ悩んでいます。
ヤプログから、いつ「ハイ、さようなら~」と言われるか分からないので、自分のサイトに「保管」しておく必要はありましょう。
ヤプログのFAQにも、その旨書いてありますから。
では、メルマガはいずれ廃止となるのか?
うーん、廃止にはしにくいですね。
これはこれで、「読者に直接送りつけられる」という効果は、きちんとありますから。
わざわざサイトを見に行くというのは、結構億劫なんですよね。
回線速度の問題は、昔よりも改善されていますが、それでもモバイル環境で読むとなると、サイト訪問はかなり面倒くさい。
でも、回線速度の問題とは、またちょっと違う、「根本的な面倒くささ」もあります。
たったワンクリックで、サイトは開けるんですけどね。
だから、メルマガ、つまりDM的コラムの意味は大きいんです。
当面は、本サイト、メルマガ、そしてブログと、同じ内容のものを3カ所に掲載していこうと考えております。
そして、自分の負担と、反響などを走りながら考えていこうと思っております。
そもそもブログであれば、週1回の更新よりも、毎日更新の方がいいわけですからね。
そうすると、「東京ユビキタス放浪記」ともかぶってくる。
じゃあ、放浪記とコラムの棲み分けはどうなんだということも問題になってくるんです。
はぁ…。
さて、1年後にはどうなっていることやら…。(^-^;)
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2.バカ日本地図
本当は、ライブドアのことでも書こうかと思ったんですけど、せっかくのブログの初回に何だしねぇ。
彼も、「ボクは人生で一度も失敗したことない」とか言っちゃったみたいだしねぇ。
そんな面白みのない人間のネタは、もうやめにして、こんな本の話。

「バカ日本地図」(一刀・著、技術評論社刊)という本です。
表紙を見ていただければ分かるとおり、日本人(のバカ?)が、アタマの中で、日本列島をどんなイメージで捉えているかということをまとめた本。
実はこの本もブログから生まれたようです。
時代はブログですなぁ…。
本の中味は、ブログを使い、バカが勝手に思っている日本列島のイメージを作成していく。
一例としては、「北関東はすべてさいたま県」とか、「北海道の下の方にはムツゴロウ王国がある」とか、まあそんな感じ。
本の後半になると、ちょっとウケ狙いがすぎて、面白みも薄れるけど、前半の日本地図は、面白いです。
で、この本の何がマーケ的かというと、「究極の知覚品質」ということです。
要は、「ユーザーがどういうイメージでその商品を捉えているか」ということ。
「知覚品質」は、アーカーが提唱するブランドを構成する要素の一つ、「Percieved Quality」です。
要するに、メーカーが考えている品質では、ユーザーや消費者に知覚された品質ということ。
この「バカ日本地図」って、この「知覚品質」の究極の姿かなぁ~なんて思いました。
私自身は、地理に詳しい方なので、こういう「バカ地図」は全く想像できません。
それどころか、夜の街で、「エー、鹿児島って四国にあるんじゃなかったっけ?」と真顔でのたまう女を見かける度に、「日本も終わりじゃ~」と思っておりました。<(_ _)>
でも冷静に考えると、こういうのって意外とある。
自分の中では、「山手線の上半分は未開の地」なんですよ。
イメージとしては、ススキがぼうぼうに生えている草原のイメージ。
そのススキが荒川まで続いている。
で、その先は埼玉県。
そんな感じ。
皆さんも、「未開の地」に対するイメージで、意外とこういうのってありませんか?
まあ日本人は、太古から、自分達の知りえない世界、いやちょっとしか知らない世界に対して、「エゾ」とか「クマソ」と称して、蔑んでいたわけですから、この「バカ日本地図」は、人間が何千年経っても、たいして進化などしていないという証明でもありましょう。
事実、この「バカ日本地図」にも、「これは大出版社からの刊行はムリだろうな…」という表現が、そこかしこにあります。
ホント進化してませんね。
自分がまさに住んでいる日本列島に対しても、この程度の認識なのだから、メーカーなどが勝手に作る商品に対しても、同じような適当なイメージを描いているということです。
だから、それをもっと認識して、商品を作らないといけませんね、イメージを正しく伝えるために広告を打たなければなりませんね、ということです。
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3.赤影ラーメン
「バカ日本地図」を買った時に、書店から「これ、今ついてますんで」と言われて渡されたのがコチラ。
何とまあ「仮面の忍者赤影」のラーメンです。
「赤影」は、私が小学生くらいの頃、大ヒットした実写の忍者ドラマ。
赤影、青影、白影の三人が、悪者を倒していって、最後に赤影が昇進して、「金影」になるんですよね。
怪獣みたいのも出てきたりして、子供ながらに、かなり楽しめる番組でした。
再放送も必ず見ましたしね。
ウルトラマンや仮面ライダーの正統派ヒーロー物とはちょっと違う、「キャプテンウルトラ」と同じ空気感を持った子供番組でした。
(シュピーゲル号も好きだったなぁ…)
その「赤影」が、なぜ今さらラーメンか…と。
割と最近、リバイバルで作られたんでしたっけねぇ。
もう忘れてしまいました。
もっとも、ホンモノを知っている世代にとって、リバイバル作品はたいてい失敗作にしか思えませんし。
これを渡された書店、実は以前「お茶漬けの素」を渡された書店です。
おー、ちょうどメルマガで配信を始めた頃の号です。
でも、文頭がちょっと変…。(--;)
コピペの失敗という気がする…。

ちゃんとしてますよね。
これが無名のローカルメーカーだったら、ちょっと怖くて食べられない。
でも日清だったら、まさか変なモノは作らないし、作るはずがない。
これが企業ブランドというものです。
「たちばな出版」が「日清食品」という大ブランドを借りて、プロモーションをしているわけですな。
しかしこの「たちばな出版」の遊び心、ここまできちゃってます。

いいですねぇ、「立場ない人にたちばな出版」。
「立場」だけの語呂合わせ。
でも、サイトを見ると、赤影ラーメン以外は結構マジメな本ばかり出している。
これじゃいかんのですよ。
赤影ラーメンから知覚した「たちばな出版の品質」は、ちょっとおちゃらけた本を出す出版社のはず。
でも、出している本は「大学入試英語問題の研究2005」「新編吉田松陰」…。
これじゃ全然「立場ない人向け」ではないです。
「図解恋の守護霊ノート」じゃ、あまりおちゃらけていませんものねぇ。
せっかく面白いプレミアム品を作っても、それが企業の実態にそぐわないものであれば、売上にあまりプラスにならないという典型例だと思います。
頑張れ「たちばな出版」!
そして、もっと遊んじゃえ!
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