1999年10月26日から2004年10月12日まで続けたマーケティング的コラムをブログとして復活させました。
大昔に会社の部門報に書いた文章も少々。
さすがに当初の出版社から変わって、編集者も変われば、せっかく書き上げた原稿も、色々書き直さなければいけないんですね。
私がいくら気合いを入れて書いたものでも、「これはいらない」と言われれば、泣く泣くカット。
これが、「ルパン3世」の図程度であれば、そんなに泣きもしません。
それが、「ポジショニングマップの理論」のところだと…。
やっぱり、あまりカットは、して欲しくなかったんです。
ここは、編集者とかなりのせめぎ合いがありました。(^▽^;
「ポジショニング」のことは、書中に紹介したとおり、ライズ/トラウトの「Positioning」を嚆矢として、いくつかあります。
具体的に、「どういう時に、どういうマップになって、その意味は…?」というものは、かなり探しましたたけど、ありませんでした。
だから、これを機会に、「基本的なマップ」というものをいくつか作ってみて、それを紹介しようと思いました。
例えば、こんな感じのマップ。
ある数値が高ければ、その項目と近づきあうことは分かる。
でも、「実際にどうなるんだ?」というのは、やってみないと分からない。
私も、これを作ってみた時に、「やっぱりな」と思う反面、「おーっ!」なんて妙な感動をしていました。
こういうのを、自分は見たかったんですよね。
ま、こういうものが、なかなかお目にかかれなかったのは、かつては、1回こんなものを回すだけで、莫大なカネがかかっていたからなんですけどね。
でも、今は、ソフトがあれば、ちょいちょいとできる。
だったら、オレがやってやろうじゃないかと、意気込んでいたんですけど…。
あっさり却下されました。(--;)
私としては、こういう基礎的なところを踏まえて、やれ「太陽にほえろのマップ」だ、「阪神打線のマップ」だと進みたかった。
ところが、こういうのは「話をややこしくさせるだけだから、いらない」と…。
---
「読みやすい本」というお題目に囚われすぎている気がします、出版社は。
で、「読みやすい本=売れる本」だと思っている。
口述筆記といわれる「バカの壁」なんてのが、300万部も売れたものだから、なおさらでしょう。
私としては、何とかして「ポジショニングマップの理論」の削除は免れたいから、「ポイント数を下げて、説明の章としては」とか、「最後に付録のページにつける」とか提案したんですけど、いずれも却下。
「難しいところは、読者は読み飛ばすだけでしょ?」と思っていたんですけど、そんなものは、編集サイドとしては、「話をややこしくさせるだけのもの」としか映らないみたいです。
読者に気に入ってもらうために、難しいものは一切排除して、至れり尽くせりの本にしたいわけですな。
ちょっと、一般読者をバカにしすぎのような気がしておりました。
もっとも、そういう論理も分からないでもない。
そうじゃなければ売れない本もあるでしょう。
例えば、「実体経済」の本なんて、世にいくらでもあるんだから、売りたければ、「1時間で分かるアジア経済」みたいな内容に、しなければいけないはず。
難しい言葉には、すべて注釈をつけたり、なるべく簡易な言葉にして、説明するということも必要でしょう。
私の今回の本は、「ポジショニングマップについて、事細かに語った史上初の本」のつもりです。
似たような本が、すでにいくつもあるなら、「そういう専門書をお読みください」で十分です。
でも、それが世間にはないようだから、この本には「ポジショニングマップ百科事典」のような機能も、少し持たせたかった。
そうしておけば、短期的に売れなくても、長期的に地道なセールスも期待できますしね。
最終的には、もちろん折れました。
自分を納得させた理由は何だと思います?
「まあこの辺は、地道に稼ぐときのメシのタネにでもするか」です(爆)。(^-^;)
---
ポジションニングマップの理論を削除することは折れましたけど、もう一つ大きな削除要請がありました。
それは「マーケットライフサイクル」のところ。
これ、読んだ方は「浮いている」と言われるんですけど、個人的には極めて重要なところだと思っています。
これを無視してマップを描くから、意味が分からなくなるんです。
だからこそ、「プロダクトライフサイクル」に代わる新しい考え方を提案したんですし、前半の大きな山だと思ってます。
私としては10ページ分くらい書いていたところを、「2ページくらいになりません?」ときました。
ただ、ここは2ページにしたのでは、意味が通じなくなる。
悩みました…。
で、どうしたか。
それが、こちらです。
10ページを2ページに縮小したのでは、本来伝えたいことが伝わらない。
だから、それは避けたかった。
そこで思いついたのが、「巻末付録」にあたるようなものを、「Web上で公開すればいいじゃないか」ということです。
これだったら、10ページ分の、「さわり」を少々書いておいて、「あとは見てね」とできる。
難解なページを減らしたい編集者も納得できるし、私も心おきなく「書ける」(HTMLで)。
我ながら、画期的な案だなと、悦に入ってました。( ̄ー ̄)
今まで、「クリック&モルタル」というのは当たり前だったと思うんですけど、「モルタル&クリック」、いや「ブック&クリック」というのは、案外少なかったのではないかな~なんて思ったりしてます。
まあ、雑誌では、当たり前ですけどね。
この手の単行本では、意外となかったはずです。
だいたい、世の作家・ライターで、ホームページを作ることができる人も、そうはいないでしょうしね。
ところが、入稿も終わって、完成間近というある日の新聞広告で、思わぬものを発見しました。
もちろん書籍の広告。
作家北方謙三のライフワークとなった「水滸伝」でした。
その広告には「Webもご覧ください」みたいなことが書いてありました。
「やられた~っ!(T-T)」と思いましたよ。
サイトを見てみると、こんな感じ。
ちゃんと「Web限定」の企画も盛り込んでいるし、FLASHもバリバリで、さすがカネがかかってる。
マップなんて、Webならではのものでしょう。
やっぱり、世の中同じようなことを考えている人がいたんですな。(--;)
ま、北方サンも私も、実は同県同市同区居住者。
妙なところで、妙な縁を、勝手に感じたりしていたのでした。
(何で知っているかというと、もちろん彼が高額納税者番付にたびたび出ているから…)
---
あとは、最後の章となった「プロ野球打線のマップ化」。
ここも当初は、セ・リーグ全チームの打線がありました。
でも、たしかにウザいし、ジャイアンツとタイガースのファンで、世の7割くらいは占めているのだろうから、まあいいかなと、これは自ら白旗を掲げました。
だいたい弱小横浜ベイスターズの打線マップなんて、見ても「ふーん」って思うだけでしょうしね。
ホントひどいもんですよ、ベイスターズのマップは。
この章もひとつのキモではあるんですけどね。
何しろ、「七人の侍」も「サッカー日本代表」も、所詮は私が適当に数値をふった表に基づくマップ。
「恣意的」といわれれば、その通りです。
ただ、「打線マップ」は違う。
れっきとした「プロ野球公式データ」を加工して、作り上げたものですから、根拠があります。
野球の新しい分析手法に使えると、本気で思っています。
だから、早く、できれば昨年タイガースが優勝した直後くらいに出版したかったんですけどね…。
あの頃の方が、インパクトがあっただろうし。
え?
「そんなたいしたもんでもないだろう?」と。
いや、これが、そうでもないんですよ。
私が刊行前、「まだかまだか」と毎日やきもきしている時に、ふと目にした、このニュースをご覧ください。
さすがボビー! さすがロッテ!
統計アナリストですよ、「スコアラー」ではなくて。
日本にも、野村ID野球がありましたけど、それを上回りそうな「統計アナリスト」。
やっぱりこれからの野球にも、統計的な解析が必要なんですな。
こりゃ、横浜ベイスターズにも、マジメに売り込みに行こうかな…と思った次第です。
ま、親会社のTBSをはじめ、球団に、こういうことを理解できる人達がいたのなら、去年あんな無惨なことにはならなかったと思うんですけどね(爆)。
私がいくら気合いを入れて書いたものでも、「これはいらない」と言われれば、泣く泣くカット。
これが、「ルパン3世」の図程度であれば、そんなに泣きもしません。
それが、「ポジショニングマップの理論」のところだと…。
やっぱり、あまりカットは、して欲しくなかったんです。
ここは、編集者とかなりのせめぎ合いがありました。(^▽^;
編集「難しすぎます」世の中に「ポジショニングマップ」のことを、事細かに解説している本って、事実上ないみたいなんですよ。
私「いや、これをきちんと説明しないと、辻褄が合いません」
編集「でも読者は、そこまで求めていない」
私「そういう読者ばかりじゃない。理論的に整合性が取れていないと突っ込まれますよ」
編集「多く売るためには、なるべく簡単な方がいい」
私「読者は、そんな馬鹿じゃないです」
「ポジショニング」のことは、書中に紹介したとおり、ライズ/トラウトの「Positioning」を嚆矢として、いくつかあります。
具体的に、「どういう時に、どういうマップになって、その意味は…?」というものは、かなり探しましたたけど、ありませんでした。
だから、これを機会に、「基本的なマップ」というものをいくつか作ってみて、それを紹介しようと思いました。
例えば、こんな感じのマップ。
ある数値が高ければ、その項目と近づきあうことは分かる。
でも、「実際にどうなるんだ?」というのは、やってみないと分からない。
私も、これを作ってみた時に、「やっぱりな」と思う反面、「おーっ!」なんて妙な感動をしていました。
こういうのを、自分は見たかったんですよね。
ま、こういうものが、なかなかお目にかかれなかったのは、かつては、1回こんなものを回すだけで、莫大なカネがかかっていたからなんですけどね。
でも、今は、ソフトがあれば、ちょいちょいとできる。
だったら、オレがやってやろうじゃないかと、意気込んでいたんですけど…。
あっさり却下されました。(--;)
私としては、こういう基礎的なところを踏まえて、やれ「太陽にほえろのマップ」だ、「阪神打線のマップ」だと進みたかった。
ところが、こういうのは「話をややこしくさせるだけだから、いらない」と…。
---
「読みやすい本」というお題目に囚われすぎている気がします、出版社は。
で、「読みやすい本=売れる本」だと思っている。
口述筆記といわれる「バカの壁」なんてのが、300万部も売れたものだから、なおさらでしょう。
私としては、何とかして「ポジショニングマップの理論」の削除は免れたいから、「ポイント数を下げて、説明の章としては」とか、「最後に付録のページにつける」とか提案したんですけど、いずれも却下。
「難しいところは、読者は読み飛ばすだけでしょ?」と思っていたんですけど、そんなものは、編集サイドとしては、「話をややこしくさせるだけのもの」としか映らないみたいです。
読者に気に入ってもらうために、難しいものは一切排除して、至れり尽くせりの本にしたいわけですな。
ちょっと、一般読者をバカにしすぎのような気がしておりました。
もっとも、そういう論理も分からないでもない。
そうじゃなければ売れない本もあるでしょう。
例えば、「実体経済」の本なんて、世にいくらでもあるんだから、売りたければ、「1時間で分かるアジア経済」みたいな内容に、しなければいけないはず。
難しい言葉には、すべて注釈をつけたり、なるべく簡易な言葉にして、説明するということも必要でしょう。
私の今回の本は、「ポジショニングマップについて、事細かに語った史上初の本」のつもりです。
似たような本が、すでにいくつもあるなら、「そういう専門書をお読みください」で十分です。
でも、それが世間にはないようだから、この本には「ポジショニングマップ百科事典」のような機能も、少し持たせたかった。
そうしておけば、短期的に売れなくても、長期的に地道なセールスも期待できますしね。
最終的には、もちろん折れました。
自分を納得させた理由は何だと思います?
「まあこの辺は、地道に稼ぐときのメシのタネにでもするか」です(爆)。(^-^;)
---
ポジションニングマップの理論を削除することは折れましたけど、もう一つ大きな削除要請がありました。
それは「マーケットライフサイクル」のところ。
これ、読んだ方は「浮いている」と言われるんですけど、個人的には極めて重要なところだと思っています。
これを無視してマップを描くから、意味が分からなくなるんです。
だからこそ、「プロダクトライフサイクル」に代わる新しい考え方を提案したんですし、前半の大きな山だと思ってます。
私としては10ページ分くらい書いていたところを、「2ページくらいになりません?」ときました。
ただ、ここは2ページにしたのでは、意味が通じなくなる。
悩みました…。
で、どうしたか。
それが、こちらです。
10ページを2ページに縮小したのでは、本来伝えたいことが伝わらない。
だから、それは避けたかった。
そこで思いついたのが、「巻末付録」にあたるようなものを、「Web上で公開すればいいじゃないか」ということです。
これだったら、10ページ分の、「さわり」を少々書いておいて、「あとは見てね」とできる。
難解なページを減らしたい編集者も納得できるし、私も心おきなく「書ける」(HTMLで)。
我ながら、画期的な案だなと、悦に入ってました。( ̄ー ̄)
今まで、「クリック&モルタル」というのは当たり前だったと思うんですけど、「モルタル&クリック」、いや「ブック&クリック」というのは、案外少なかったのではないかな~なんて思ったりしてます。
まあ、雑誌では、当たり前ですけどね。
この手の単行本では、意外となかったはずです。
だいたい、世の作家・ライターで、ホームページを作ることができる人も、そうはいないでしょうしね。
ところが、入稿も終わって、完成間近というある日の新聞広告で、思わぬものを発見しました。
もちろん書籍の広告。
作家北方謙三のライフワークとなった「水滸伝」でした。
その広告には「Webもご覧ください」みたいなことが書いてありました。
「やられた~っ!(T-T)」と思いましたよ。
サイトを見てみると、こんな感じ。
ちゃんと「Web限定」の企画も盛り込んでいるし、FLASHもバリバリで、さすがカネがかかってる。
マップなんて、Webならではのものでしょう。
やっぱり、世の中同じようなことを考えている人がいたんですな。(--;)
ま、北方サンも私も、実は同県同市同区居住者。
妙なところで、妙な縁を、勝手に感じたりしていたのでした。
(何で知っているかというと、もちろん彼が高額納税者番付にたびたび出ているから…)
---
あとは、最後の章となった「プロ野球打線のマップ化」。
ここも当初は、セ・リーグ全チームの打線がありました。
でも、たしかにウザいし、ジャイアンツとタイガースのファンで、世の7割くらいは占めているのだろうから、まあいいかなと、これは自ら白旗を掲げました。
だいたい弱小横浜ベイスターズの打線マップなんて、見ても「ふーん」って思うだけでしょうしね。
ホントひどいもんですよ、ベイスターズのマップは。
この章もひとつのキモではあるんですけどね。
何しろ、「七人の侍」も「サッカー日本代表」も、所詮は私が適当に数値をふった表に基づくマップ。
「恣意的」といわれれば、その通りです。
ただ、「打線マップ」は違う。
れっきとした「プロ野球公式データ」を加工して、作り上げたものですから、根拠があります。
野球の新しい分析手法に使えると、本気で思っています。
だから、早く、できれば昨年タイガースが優勝した直後くらいに出版したかったんですけどね…。
あの頃の方が、インパクトがあっただろうし。
え?
「そんなたいしたもんでもないだろう?」と。
いや、これが、そうでもないんですよ。
私が刊行前、「まだかまだか」と毎日やきもきしている時に、ふと目にした、このニュースをご覧ください。
さすがボビー! さすがロッテ!
統計アナリストですよ、「スコアラー」ではなくて。
日本にも、野村ID野球がありましたけど、それを上回りそうな「統計アナリスト」。
やっぱりこれからの野球にも、統計的な解析が必要なんですな。
こりゃ、横浜ベイスターズにも、マジメに売り込みに行こうかな…と思った次第です。
ま、親会社のTBSをはじめ、球団に、こういうことを理解できる人達がいたのなら、去年あんな無惨なことにはならなかったと思うんですけどね(爆)。
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