1999年10月26日から2004年10月12日まで続けたマーケティング的コラムをブログとして復活させました。
大昔に会社の部門報に書いた文章も少々。
余裕のある企業では、「正月用CM」を作ったりもしますが、最近はあまり見かけなくなった気がしますね。
例えば、正月といえば「箱根駅伝」。
以前は、テレビ東京で、細々とやっていて、復路(1月3日)の昼12時くらいから、2時間だけ、きっちりと放映するくらいでした。
それが、サッポロビールがスポンサーについて、日テレがやるようになってから、あっという間に、高視聴率番組になりました。
「これでもか」というまでの感動の押しつけは、ちょっとうんざりな時もありますけど、そこは、正月でおめでたいから、許せてしまうような雰囲気。
ということで、箱根駅伝が好きな人は、イヤというほど、サッポロビール商品のCMを見ることになったのですが、以前は、正月用CMがありました。
「寿」的なものが…。
具体的に思い出せないんですけど…。
それが今年は、「お、新CMだ…」と思ったら、未だに流れている。
宴席で、次々と乾杯していくバージョンとか。
「エビス」の列車が、空に駆け上がっていくのも、正月スタートかな。
皆さん、コスト意識が高まってきたのでしょう。
そりゃ、正月3が日しか使えないようなCMを、大金かけて作る余裕なんて、今時の企業にはあるはずもないですしね。
では、2004年正月の、気になるCMです。
1.メーカー名より商品名でいいのか?
昨年のCM関連の賞を、総なめにした感のある、サントリーの「アミノ式」。
個人的には、あまり好きなCMではありません。
だって、あのネタが、いつまでも続くわけないですから。
そもそも、見ているこちらも、段々飽きてくる。
「こんなことできるのかよ!」と、初めは思ったことでも、いつの間にか「ふーん」となる。
サーカスも、毎日見てりゃ、フツーに思えるのと同じですな。
だから、「アミノ式」のCMは、インパクトの強さこそ認めても、「長寿CM」にはなりえない。
私は、長寿を目指すCMが好きです。
その「話題CM」の「いきなりパクリかよ…」と思ってしまったのが、「カテキン式」のCM。
「どこのメーカーだよ…。サンガリアか?」と思いました、最初は。(--;)
いや、サンガリアには、失礼かもしれないんですが…。
ちょっとチープな感じもあったのでね。
この商品、サントリーなんですね。
「CMのラインエクステンション」と言うべきものでしょうか。
面白い発想といえば、まあそうかも。
でも、私と同じように、「?」と思った方は、他にもいるのでしょうか。
だとすれば、ちょっと問題でしょう。
私の考えとしては、「アミノ式」のCMで、最後に「サントリーっ!」でまとめたのなら、「カテキン式」も最後は、「サントリーっ!」でよかったと思っています。
それが、「カテキン式っ!」で終わりじゃ、「また、ヘルシアのマネをしただけの商品だろ」で終わってしまう。
最後を「サントリー」で終わらせれば、仮にCMを見ていずに、聴いていた人でも、「お、サントリーからの、新商品なんだね」と理解できる。
だから、次に「映像」を見たときに、「お~、これかぁ」となる。
サントリーとしては、CMソングだけを、コアコンピタンスと考えたのでしょう。
私は、最後の「サントリー」というサウンドロゴ的な部分も含めて、コアコンピタンスだと思いました。
さて、正解はどっちでしょう?
ていうか、花王と伊藤園の前では、どっちも不正解に終わるというのが、正解なのですがね。
2.タバコの陥穽
着メロのことについて、書いたことがあります。
本マーケティング的コラムの第5号(99年12月29日号)ですよ。
1900年代に書かれたコラムです。
着メロが流行ることに、未だに納得がいかない私には、「着トーク」なんて、「所詮ウケ狙いの一過性産物」と、ヘソをねじ曲げて考えたくなります。
好きなタレントの声で、「電話だよ~」とか、「メールがきたよー♪」とケータイから聞こえさせたいのは、まあ分かります
私も、高校生くらいのボクちゃんだったら、きっとしていたことでしょう。
川島なお美のとかね(爆)。
だって、デビューシングルとセカンドシングルを持っていたし…。
でも、何年か前に、ヤフオクで、プレミアつけて、売り払ってしまったんですけどね(哀)。
私の、ネットオークション初体験は、川島なお美のシングル2枚でした。
しかし、古館伊知郎の声を、着トークにする人とは、一体どういう人?
古いプロレスマニア?(格闘技マニアでなく…)
もし、この着トークを設定している人がいたら、お教えください。<(_ _)>
このCMで問題なのは、続編みたいなバージョンです。
これまで、散々問題とされてきながら、通信各社はまったくのノー天気状態だった、「マナー問題」。
ドコモが、ときたま寂しそうなCMを作っていたくらいでしょうか。
そりゃ、電車の中だろうと、どこでも通話してくれりゃ、彼らはカネを稼げるんだから、「やめてください」なんて言う必要はないですね。
私の提案としては、「車に乗ってるよボタン」を止めて、「電車に乗ってるよボタン」にしろといいたいところですが、メーカーもいよいよ安穏としていられないでしょう。
「マナー」は、「マナー」ですから、「法律」じゃない。
タバコもあっという間に「禁煙ムード」になりました。
何でも、ついに、あの歌舞伎町でも禁煙になるというくらいですから、いよいよ時代は来たという感じ(新宿区がですが)。
歩行喫煙どころか、路上でタバコを吸うことが、ここまで痛めつけられるなんて、つい5~6年前には考えられませんでした。
「時代の三歩先を見据えながら、お客様の半歩先で手招きするマーケター」としては、「このご時世にタバコを吸うこと自体、敗北」です。
ところで、今、皆さん「日本たばこ産業株式会社」の「株を買う勇気」はありますか?
ちなみに、最近5年の株価推移は、こういう感じです。
これからも、短期的な上げ下げはあるでしょうが、長期保有の株としては、おいしいとは思えません。
世の中の空気を見てもね。
通信各社も、うかうかしていると、これと同じ陥穽に嵌ることになりかねません。
それを考えたら、「着メロ会社」にばかり、こんなCMを作らせるのではなく、自らがせっせと流すべきでしょう。
それが、企業倫理というものです。
「携帯電話の本体の30%以上に、マナー告知を明示すべし」なんて通達が、お役所から出される前にね。
3.超長寿商品だったはずが
こちらは「乳製品」を代表する長寿商品です。
森永の「クリープ」。
30代後半から上の世代の人には、「クリープを入れないコーヒーなんて」というCMが、記憶にあるはずでしょう。
昔は、よく使ったものです。
その「クリープ」が、フミヤを起用して少し経ちます。
前は、「おいしくなったよ」という風なCMだったのが、今度は「たくさん入れろ」というCM。(--;)
売上が低迷していたところに、折からのカフェブームがやって来た。
それに便乗しようとしているのでしょう。
「濃いコーヒーに、クリープをたっぷり入れるとおいしいよ」と。
ちなみに、私は、自宅でも、事務所でも「ゴールドブレンドにクリープ派」です。
いちいちミルクなんて入れていられないし。
でも、ブラックだと、胃が荒れそうで、健康に悪い…。
だから、「クリープ」。
森永も、何とか使わせようとしているのでしょう。
1杯で十分なところを、カフェオレ的に、「3杯入れてはどうだ?」と提案する。
苦労がうかがえます。
ちなみに、クリープの黄色いキャップを取ると、アルミのフタがついてますが、それを「全部取れ」とも書いてあります。
「密閉性が高まるから」というのが理由です。
でも、これを取ると、スプーンを使わずに、ちょっとだけ出すのができなくなるんですよね。
サッサッっと出すのがね。
ドバッと出てしまいそうでコワイ。
まあ、森永的には、ドバ~ッと出てくれることを、少しは期待しているのでしょうがね。
「味の素の穴」と同じ発想かも…。
続いて、このCMには、びっくりさせられました。
最初、「チョコレート」のCMだと思いました。
だって、「明治チョコレート的なチョコ」を持っているし。
それが、「ん? コーヒーか?」と思って見ていると、最後にびっくり。
「牛乳かよ!?」
「牛乳普及協会」のCMは、時々見ますけど、これはなかなか労作です。
今、幼児の知名度(いや知顔度というべきか…ちがんど?)では、かなりのものがある神田山陽を使ったりして。
しかも、このCM、「ホットチョコレート版」だけではなく、「抹茶ミルク版」もあります。
「さあ、腰に手を当てて、牛乳をゴクゴク飲みましょう」なんてCMでは、もうダメということなのか。
世の中には、それこそ、「アミノ式」やら「カテキン式」やら、大変な種類の飲料があるから、「牛乳」も、色々な飲み方を提案していかないと、埋没してしまう。
健康イメージも、相対的に、だいぶ低下しているはずでしょうしね。
ただ、このCM、神田山陽のはしゃぎっぷりが、ちょっとヒドすぎて、「ぎゅ~にゅ~」と叫んでいるようなんですけど、それがよく聞こえない…。
大人には、訳の分からんCMにしか見えないのでは?
もっとも、ターゲットと思われる幼児には、問題ない気もしますが。
そして、もうひとつ。
長寿商品というよりも、超必需品だったために、お上が作っていた「塩」。
今では、「精製塩」と言わないと、紛らわしいかもしれません。
いつの間にやら、「にがり塩」が、ミネラル豊富ということで、「塩の主役」となった。
以前は、「漬物用」という感じだったのが、健康ブームに、減塩ブームが重なり、でも「塩分は身体に必要」ということで、「にがり塩」となったわけです。
その影響が、こんなCMを作らせたのでしょう。
今は、財団法人塩事業センターというんですね。
「専売公社」じゃないですからね。
その「精製塩」のCMでは、「海の恵みの~」なんて、言わせてます。
いちおう彼女は「吉田恵」ですから(爆)。
ただ、これ以外にも、気になるセリフがあります。
例えば、「安心なお塩が、これからも届きますように」というセリフ。
これ、国民を恫喝しているの?
「うちがつぶれちゃうと、危ないお塩を使うことになるよ~」というつもりなのかな。
「伯方の塩は、メキシコの海水から作られている」なんてトリビアがあったから、これ幸いとばかりに作ったのなかと、下司の勘繰りもしたくなります。
最後にも「塩を守る、食を守る(塩事業センター)」とメッセージがあります。
確かに「塩」は守るだろうけど、「食」まで守ってもらおうとは、我々は思ってませんね。
だいたい、塩という人間に必要なモノを、お上が統制する時代は、とっくに終わったのですから。
そんな時代に、ましてや特殊法人に「食」を守ってもらうなんて、国民は誰も理解できないでしょう。
かつての「牛乳」や「精製塩」は、「長寿商品」というカテゴリーを通り越して、「必需品」でした。
それが、いつの間にか、需要が減ってきた。
いつの間にか、みんなの「必需」じゃなくなっていた。
でも、何とか需要を回復しなくてはならない。
「ノンビリ仕事をしていればよかったのに…」と後悔しても、もう遅い。
今のところ、牛乳も、精製塩も、「コンビニに絶対にある商品」です。
インスタントラーメンや、お菓子類が、目まぐるしい商品開発に悩んでいる時代に、「絶対に置いてもらえるありがたさ」。
彼らに、特に塩事業センターに、それが分かっているでしょうか。
ひょっとして、そう遠くない将来、精製塩なんて、撤去される可能性がありますね。
こんな恫喝的なCMを作っているようではね。
例えば、正月といえば「箱根駅伝」。
以前は、テレビ東京で、細々とやっていて、復路(1月3日)の昼12時くらいから、2時間だけ、きっちりと放映するくらいでした。
それが、サッポロビールがスポンサーについて、日テレがやるようになってから、あっという間に、高視聴率番組になりました。
「これでもか」というまでの感動の押しつけは、ちょっとうんざりな時もありますけど、そこは、正月でおめでたいから、許せてしまうような雰囲気。
ということで、箱根駅伝が好きな人は、イヤというほど、サッポロビール商品のCMを見ることになったのですが、以前は、正月用CMがありました。
「寿」的なものが…。
具体的に思い出せないんですけど…。
それが今年は、「お、新CMだ…」と思ったら、未だに流れている。
宴席で、次々と乾杯していくバージョンとか。
「エビス」の列車が、空に駆け上がっていくのも、正月スタートかな。
皆さん、コスト意識が高まってきたのでしょう。
そりゃ、正月3が日しか使えないようなCMを、大金かけて作る余裕なんて、今時の企業にはあるはずもないですしね。
では、2004年正月の、気になるCMです。
1.メーカー名より商品名でいいのか?
昨年のCM関連の賞を、総なめにした感のある、サントリーの「アミノ式」。
個人的には、あまり好きなCMではありません。
だって、あのネタが、いつまでも続くわけないですから。
そもそも、見ているこちらも、段々飽きてくる。
「こんなことできるのかよ!」と、初めは思ったことでも、いつの間にか「ふーん」となる。
サーカスも、毎日見てりゃ、フツーに思えるのと同じですな。
だから、「アミノ式」のCMは、インパクトの強さこそ認めても、「長寿CM」にはなりえない。
私は、長寿を目指すCMが好きです。
「どこのメーカーだよ…。サンガリアか?」と思いました、最初は。(--;)
いや、サンガリアには、失礼かもしれないんですが…。
ちょっとチープな感じもあったのでね。
この商品、サントリーなんですね。
「CMのラインエクステンション」と言うべきものでしょうか。
面白い発想といえば、まあそうかも。
でも、私と同じように、「?」と思った方は、他にもいるのでしょうか。
だとすれば、ちょっと問題でしょう。
私の考えとしては、「アミノ式」のCMで、最後に「サントリーっ!」でまとめたのなら、「カテキン式」も最後は、「サントリーっ!」でよかったと思っています。
それが、「カテキン式っ!」で終わりじゃ、「また、ヘルシアのマネをしただけの商品だろ」で終わってしまう。
最後を「サントリー」で終わらせれば、仮にCMを見ていずに、聴いていた人でも、「お、サントリーからの、新商品なんだね」と理解できる。
だから、次に「映像」を見たときに、「お~、これかぁ」となる。
サントリーとしては、CMソングだけを、コアコンピタンスと考えたのでしょう。
私は、最後の「サントリー」というサウンドロゴ的な部分も含めて、コアコンピタンスだと思いました。
さて、正解はどっちでしょう?
ていうか、花王と伊藤園の前では、どっちも不正解に終わるというのが、正解なのですがね。
2.タバコの陥穽
着メロのことについて、書いたことがあります。
本マーケティング的コラムの第5号(99年12月29日号)ですよ。
1900年代に書かれたコラムです。
好きなタレントの声で、「電話だよ~」とか、「メールがきたよー♪」とケータイから聞こえさせたいのは、まあ分かります
私も、高校生くらいのボクちゃんだったら、きっとしていたことでしょう。
川島なお美のとかね(爆)。
だって、デビューシングルとセカンドシングルを持っていたし…。
でも、何年か前に、ヤフオクで、プレミアつけて、売り払ってしまったんですけどね(哀)。
私の、ネットオークション初体験は、川島なお美のシングル2枚でした。
しかし、古館伊知郎の声を、着トークにする人とは、一体どういう人?
古いプロレスマニア?(格闘技マニアでなく…)
もし、この着トークを設定している人がいたら、お教えください。<(_ _)>
これまで、散々問題とされてきながら、通信各社はまったくのノー天気状態だった、「マナー問題」。
ドコモが、ときたま寂しそうなCMを作っていたくらいでしょうか。
そりゃ、電車の中だろうと、どこでも通話してくれりゃ、彼らはカネを稼げるんだから、「やめてください」なんて言う必要はないですね。
私の提案としては、「車に乗ってるよボタン」を止めて、「電車に乗ってるよボタン」にしろといいたいところですが、メーカーもいよいよ安穏としていられないでしょう。
「マナー」は、「マナー」ですから、「法律」じゃない。
タバコもあっという間に「禁煙ムード」になりました。
何でも、ついに、あの歌舞伎町でも禁煙になるというくらいですから、いよいよ時代は来たという感じ(新宿区がですが)。
歩行喫煙どころか、路上でタバコを吸うことが、ここまで痛めつけられるなんて、つい5~6年前には考えられませんでした。
「時代の三歩先を見据えながら、お客様の半歩先で手招きするマーケター」としては、「このご時世にタバコを吸うこと自体、敗北」です。
ところで、今、皆さん「日本たばこ産業株式会社」の「株を買う勇気」はありますか?
ちなみに、最近5年の株価推移は、こういう感じです。
これからも、短期的な上げ下げはあるでしょうが、長期保有の株としては、おいしいとは思えません。
世の中の空気を見てもね。
通信各社も、うかうかしていると、これと同じ陥穽に嵌ることになりかねません。
それを考えたら、「着メロ会社」にばかり、こんなCMを作らせるのではなく、自らがせっせと流すべきでしょう。
それが、企業倫理というものです。
「携帯電話の本体の30%以上に、マナー告知を明示すべし」なんて通達が、お役所から出される前にね。
3.超長寿商品だったはずが
こちらは「乳製品」を代表する長寿商品です。
森永の「クリープ」。
30代後半から上の世代の人には、「クリープを入れないコーヒーなんて」というCMが、記憶にあるはずでしょう。
昔は、よく使ったものです。
その「クリープ」が、フミヤを起用して少し経ちます。
前は、「おいしくなったよ」という風なCMだったのが、今度は「たくさん入れろ」というCM。(--;)
売上が低迷していたところに、折からのカフェブームがやって来た。
それに便乗しようとしているのでしょう。
「濃いコーヒーに、クリープをたっぷり入れるとおいしいよ」と。
ちなみに、私は、自宅でも、事務所でも「ゴールドブレンドにクリープ派」です。
いちいちミルクなんて入れていられないし。
でも、ブラックだと、胃が荒れそうで、健康に悪い…。
だから、「クリープ」。
森永も、何とか使わせようとしているのでしょう。
1杯で十分なところを、カフェオレ的に、「3杯入れてはどうだ?」と提案する。
苦労がうかがえます。
ちなみに、クリープの黄色いキャップを取ると、アルミのフタがついてますが、それを「全部取れ」とも書いてあります。
「密閉性が高まるから」というのが理由です。
でも、これを取ると、スプーンを使わずに、ちょっとだけ出すのができなくなるんですよね。
サッサッっと出すのがね。
ドバッと出てしまいそうでコワイ。
まあ、森永的には、ドバ~ッと出てくれることを、少しは期待しているのでしょうがね。
「味の素の穴」と同じ発想かも…。
最初、「チョコレート」のCMだと思いました。
だって、「明治チョコレート的なチョコ」を持っているし。
それが、「ん? コーヒーか?」と思って見ていると、最後にびっくり。
「牛乳かよ!?」
「牛乳普及協会」のCMは、時々見ますけど、これはなかなか労作です。
今、幼児の知名度(いや知顔度というべきか…ちがんど?)では、かなりのものがある神田山陽を使ったりして。
しかも、このCM、「ホットチョコレート版」だけではなく、「抹茶ミルク版」もあります。
「さあ、腰に手を当てて、牛乳をゴクゴク飲みましょう」なんてCMでは、もうダメということなのか。
世の中には、それこそ、「アミノ式」やら「カテキン式」やら、大変な種類の飲料があるから、「牛乳」も、色々な飲み方を提案していかないと、埋没してしまう。
健康イメージも、相対的に、だいぶ低下しているはずでしょうしね。
ただ、このCM、神田山陽のはしゃぎっぷりが、ちょっとヒドすぎて、「ぎゅ~にゅ~」と叫んでいるようなんですけど、それがよく聞こえない…。
大人には、訳の分からんCMにしか見えないのでは?
もっとも、ターゲットと思われる幼児には、問題ない気もしますが。
そして、もうひとつ。
長寿商品というよりも、超必需品だったために、お上が作っていた「塩」。
今では、「精製塩」と言わないと、紛らわしいかもしれません。
いつの間にやら、「にがり塩」が、ミネラル豊富ということで、「塩の主役」となった。
以前は、「漬物用」という感じだったのが、健康ブームに、減塩ブームが重なり、でも「塩分は身体に必要」ということで、「にがり塩」となったわけです。
今は、財団法人塩事業センターというんですね。
「専売公社」じゃないですからね。
その「精製塩」のCMでは、「海の恵みの~」なんて、言わせてます。
いちおう彼女は「吉田恵」ですから(爆)。
ただ、これ以外にも、気になるセリフがあります。
例えば、「安心なお塩が、これからも届きますように」というセリフ。
これ、国民を恫喝しているの?
「うちがつぶれちゃうと、危ないお塩を使うことになるよ~」というつもりなのかな。
「伯方の塩は、メキシコの海水から作られている」なんてトリビアがあったから、これ幸いとばかりに作ったのなかと、下司の勘繰りもしたくなります。
最後にも「塩を守る、食を守る(塩事業センター)」とメッセージがあります。
確かに「塩」は守るだろうけど、「食」まで守ってもらおうとは、我々は思ってませんね。
だいたい、塩という人間に必要なモノを、お上が統制する時代は、とっくに終わったのですから。
そんな時代に、ましてや特殊法人に「食」を守ってもらうなんて、国民は誰も理解できないでしょう。
かつての「牛乳」や「精製塩」は、「長寿商品」というカテゴリーを通り越して、「必需品」でした。
それが、いつの間にか、需要が減ってきた。
いつの間にか、みんなの「必需」じゃなくなっていた。
でも、何とか需要を回復しなくてはならない。
「ノンビリ仕事をしていればよかったのに…」と後悔しても、もう遅い。
今のところ、牛乳も、精製塩も、「コンビニに絶対にある商品」です。
インスタントラーメンや、お菓子類が、目まぐるしい商品開発に悩んでいる時代に、「絶対に置いてもらえるありがたさ」。
彼らに、特に塩事業センターに、それが分かっているでしょうか。
ひょっとして、そう遠くない将来、精製塩なんて、撤去される可能性がありますね。
こんな恫喝的なCMを作っているようではね。
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