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1999年10月26日から2004年10月12日まで続けたマーケティング的コラムをブログとして復活させました。 大昔に会社の部門報に書いた文章も少々。
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いよいよ、マイクロソフトの分割話が本格化してきました。
新聞の記事では、「でも実際に分割されるかどうかは不透明」とのことですが、だいたいAT&Tやスタンダード石油と比べられることなのですから、率直に「たいした会社」になっていたんですね。

市場を支配して、価格決定権を握っていたから分割、というよりも、何となくインターネット・エクスプローラーの抱き合わせ販売に対する不信感が大きくて、「分割!」となっているような気がします。
確かに、ひどいソフトですIE5は。こんなものタダじゃなかったら、怒ります私。



だって、BBSなどに書き込もうとすると、漢字変換ができなくなるし・・・、ホント馬鹿。







ジャストシステムは、よろこんでいるでしょうね~。
いや、話の通り、「OS」と「応用ソフト」に分割されるのなら、「Office」もさらに分割してもらって、「Word」や「Excel」など各ソフトウエアごとに、さらに分割して欲しいです。
だって、本当に使えないもの、あの「Word」ってヤツは。

たぶん、マイクロソフトのどの開発担当者よりも、私はワードやパワーポイントを使っていると思うんです。
いやほんとに。
「リンク貼り付け」なんて、余計な機能の典型です。
最初は、「これは凄い機能だ・・・」と感心していましたが、全然「更新してくれない」ばかりでなく、「間違った貼り付けを勝手にする」ことは許せません。
しかも、サポートになんか電話しても、つながるわけはないですし。








分割されることによって、「応用ソフト」の方も、少しは荒波にさらされるのでしょうから、担当者は、もう少し、「顧客満足度は重要なんだ」ということを理解してもらって、ほんの少しでいいから、「ましなソフト」にして欲しいです。

でないと、OSはウインでいいけど、ソフトはジャストシステムなんてことが続出するかも知れません。
いや、ジャストシステムのソフトはまともに使ったことがないのでわからないのですが、ATOKとIMEの違いを見れば、日本語環境での開発能力は、一目瞭然でしょう。

別にジャストシステムの肩を持つわけではないですが、ま、それだけひどいっていうことです、「Word」は。
これまで、マイクロソフト内での「内向きの視点」しか持っていなかったのなら、それは自分たちがいけないのですから。
以前から、外向きの視点を持っていたのなら、「分割されたからシナジーが発揮できない」なんていうことは、ありえないでしょう。








しかし、これだけ企業の勝敗がはっきりしてくる中で、「どのくらい大きくなったら分割」という基準はできるのでしょうか。
「なんとなく、ごっつく儲けているみたいだから分割」ということはないでしょうが。

ネット企業の買収・合併もあちこちで起こっていますが、これも「提携」くらいにとどめていないと、「お前の会社は大きすぎるから分割」なんていうことにもなりかねないのでしょうか。

ビットバレーの住人たちも、「俺たちも、がんばって早く企業分割されよう」なんて、妙な気合いが入っていたりとか。


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